フリースクール三重シューレは、子どもたちが「無条件で自分の存在が認められた」という実感を育み合う学び場です。スタッフと子どもは対等な関係であり、子どもに「〜をさせる」という言葉はありません。スタッフは子どもを信頼し、子どもの主体的な活動を見守っています。また、連携している通信制高校の学習は個別を基本としています。仕事・アルバイトに就くまでのサポート等もあり、一人ひとりの子どもに合った歩み方ができる環境があります。
三重シューレでは、子どもを評価しません。周囲の評価に関係なく、「無条件で自分の存在が認められた記憶」は何よりも大切だと考えています。「自分の命や存在に価値がある」と実感している人は、他者の評価に依存する必要はないでしょう。この実感は、厳しい評価をされる日本社会で生きて行く上でも大切な根っこになると考えています。
三重シューレでは、子どもたちが周囲の期待によって行動するのではなく、自分の好きなことや興味から「自分で決めて活動する」ことを大切にしています。「自分で決めてきたこと」の延長に、その人の歩む道があると考えています。スタッフは子どもに何かを勧めることや活動の邪魔をすることはありません。子ども自身が自分の好きなことや嫌いなことを発見し、試行錯誤して歩むことを心の底から信頼して見守っています。
在学生から卒業生まで、アルバイトや正社員として仕事に就くことのお手伝いをしています。企業の人事教育事業部や高校の進路指導を10年以上経験したスタッフが、マッチングのお手伝いをしています。直接人と関わる自信がない場合なども、一人ひとりの希望に対応しています。自分のペースで社会と関わること・働くことを、いつでも相談できます。