不登校についての相談であちこち行って疲れてしまったり、自分にあうところが見つからないと思ったことはありませんか?私たち「ぷらっとほーむ~さいたま不登校ネットワーク~」もそんな思いから2019年4月に活動を開始しました。同じ学校や同じ地域に不登校のお子さんやご家庭は存在するはずなのに、ひとりで悩んで抱え込んで誰とも話せないということも多いと思います。スタッフは不登校の子をもつ現役の保護者さんや、相談を多く受けてきた経験者で、ボランティアには不登校経験のある高校生もいます。自分たちも同じ気持ちだからこその、きめ細やかな寄り添いができたらと思います。
ぷらっとほーむ~さいたま不登校ネットワーク~では、①さいたま市周辺の不登校関連団体や居場所の紹介、②個別相談、親の会、③カウンセラーさんによるグループトークや個別相談、④仲間作りイベント、⑤不登校や発達障害などの情報交換と学習会開催、⑥毎週お子さんをお預かりするフリースペース運営、⑦学習支援、⑧食支援、⑨地域連携のネットワークづくり などを行っています。
さいたま市を中心に活動をしています。私たちが大切にしているのは【一緒に寄り添って歩んでいくこと】と【必要な方に活きた情報をお届けして次のステップへの橋渡しをすること】です。
私たちは【実際にそれぞれの団体さんや支援者さんに直接うかがって様子を確認しています】ので、悩み事・困りごと・ご要望にあった繋がり先をご提案することがある程度は可能になります。
不登校関連団体さんに限らず支援をしてくださる方はたくさんいるのに、なかなかご自身にぴったり合った相談先に辿り着けなかったりたらい回しになったりというご経験はお持ちだと思います。
そのミスマッチを少しでも減らせるよう【カウンセラーさんや社会福祉士さんや看護師さんなどの専門家や進路関連について詳しい方や不登校に理解ある多方面の方をお仲間に加えています】
親の会や学習会を通じて、そうした方々ともお繋ぎいたします。不安に思うことを一緒に学んでみませんか?また、不登校や学校との関わりや発達障がいなどについて多くの経験をもつアドバイザーとの相談も可能です。
私たちはまだまだ力不足ではありますが、たくさんの方にご協力をいただいて今後も一人一人のお話を丁寧にお聞きしながら、進む方向を一緒に考えていけたらと思っています。
何か困りごとがあったら、まずは話してみませんか?いつでも連絡くださいね。
【お子さんの居場所としてのフリースペース運営も行っています】
ちょっと外に興味が向いてきたけれど、習い事や学校の子がいる場所には行きづらい…そんな時期があるのも不登校ならでは。また、お子さんご自身も保護者の方も「誰かとつながる」場をどうやって探そうかお悩みだと思います。
そこで、不登校のお子さんや行きしぶりのお子さんが安心して過ごせる自宅以外の場所としてのフリースペースも運営しています。
毎週火曜10時半から15時半まで、何をしても良い時間です。ipadやswitchもありますし、やりたいことの希望があればなるべく叶える方向で準備もします。ほかのお子さんと相談しながら、オリジナルの自由時間をつくってください。(変更もあるので必ずお問い合わせください)
お昼ご飯の提供も行います。自分たちで調理をする日もあります。(詳しくはお問い合わせください)
学校と距離をおいているのは自分だけじゃない!何かしながら自分の気持ちを落ち着けていこう!という気づきが得られるかもしれません。
場所はだいたい、北浦和駅西口徒歩5分の浦和ふれあい館や北浦和公園がほとんどです。
【学習支援もしています】
学校に行きづらいお子さんはどうしても学年相当より学習面の遅れが気になります。オンラインや対面での学習支援も、ご希望に応じて実施しています。
カリキュラムにこだわらず興味のあることから学びにつなげたり、受験を意識する年齢のお子さんの基礎学力向上に無理なく寄り添うことからお手伝いします。
【食支援についてもお知らせします】
不登校のお子さんは学校との距離が物理的にも心理的にも離れてしまうため、給食という昼食をとることがなくなります。そうした時に保護者の方はご自宅でいつでも食事ができるよう平日と休日を問わず支度をしていらっしゃることでしょう。この負担は経済的にも大きいですし、いつ食べるかもわからない不安定な不登校のお子さんをお持ちのご家庭にとっての精神的負担も重くなっています。
食べることは生きる力と直結しています。一食でも興味を持って食べてもらいたい、そして保護者の方に心休まる時間を持ってほしい。そんな思いから、居場所での昼食提供と、子ども食堂さんのお弁当を配布する活動も始めました。
フードパントリーも行いつつ、外食になら目を向けてくれるお子さんにはアウトリーチでコンビニやファストフード店のメニューもお届けしています。
不登校の課題の中で、まだなかなか注目されない支援の形ではありますが必要なことだと思っています。配達やアウトリーチが可能なエリアは限定されてしまいますが、気になる方は
ご連絡ください。一緒に考えていきましょう。
【地域とのつながりづくりと不登校啓発】
地域の方に不登校について知ってもらうことで、孤立せずにいられるようになるかもしれません。偏見も少なくなるかもしれません。そんな啓発や交流も大事にしています。
各ご専門の方々や支援団体どうしの繋がりづくりとともに、一般の地域の方にも「不登校は特別なことでなく誰にでも起こり得る」ことを広く知っていただき、不登校のお子さんや保護者の方が抱く罪悪感を軽減しあたたかい目で見守り支える地域との繋がりも作れるように、誰でも参加できるオープンイベントの実施等で交流もはかっていきます。
長くなりましたが、たくさんの活動の中に、ひとつでもお目にとまるものがあればうれしく思います。