◎道は歩くもの、場のちからを活かして
『さんさん舎』のある場所は、尾道市向島のメイン通り。向東町と向島町のちょうど境目。向島の銀座とも言われ賑わった商店街のほとんどが、今ではシャッターを降ろし、車が通り過ぎるだけの道となっています。
向島のメイン通りに賑わいが戻れば、向島がもっと魅力ある島になるのでは…そんな思いも込めて、歩いても楽しい島・まち、のきっかけのひとつになれば幸いです。
◎サンビューティー。『さんさん舎』
私設図書館『さんさん舎』は、元化粧品店『サンビューティー』だった建物を最大限に活用しています。もともとの「場」のちからを活かし、太陽(sun)の「さん」、参加の「さん」、賛同の「さん」、人や物をほめたたえる讃「さん」…など「さん」に含まれる言葉、その建物に人が集うという願いをこめて『さんさん舎』としました。
◎子どもたちの居場所として
『さんさん舎』はガラス張りの明るい路面一階に、漫画を含む私設図書館、それから駄菓子やちょっとしたおもちゃを並べたり、子どもたちも興味をもって入りやすい、過ごしやすい空間づくりを目指します。また、二階の和室も整備し、様々な学びの場や、大人数での集いの場としても活用中です。学校や公共施設以外の場として、ふらりと立ち寄れる地域の縁側的存在になれたらと願います。
◎いろんな人たちと出会う場として
子どもにとっては学校以外、家や親戚以外の大人と出会うきっかけの場として。大人にとっては職場以外の人や自分の子ども以外の子と出会う場として。多種多様な考えかたや働き方、生き方の人と出会うことで、今後の人生の選択肢が増えるだろうと思います。
*主宰瀬戸のこれまでの活動『ろのまえ文庫』『ろのまえ間』でのお話会やワークショップ、展示会などもさんさん舎向かいの『gnomes「ノームズ」アトリエとキッチン』とともに開催。いろんな人たちが出会う場になればと思います。
◎本からひろがる
『さんさん舎』の本はまたひとつの出会いの要素となり得ます。本の世界で新たな発見、考え方などに触れることができ、またある時は自分を登場人物にたとえ擬似体験もできます。直接人と接しなくても、ただただそこにある本を読む、というだけでも価値観、世界観を広げられる場所になると思います。
◎まちにはいろんな場所があるといい
家と学校や職場だけでなく、いろんな「居場所」があるといい。
楽しいことや嬉しいことがあって報告したい時、
しんどいな、とか何かに行き詰まった時、
誰かに話しを聞いてほしい時、
ひとりでいたくない時、家じゃない場所でゆっくりしたい時、
良いも悪いも普通も受けいれてくれる場所「まちの縁側」が、
自分の住むまちにたくさんあるといい。
その日の気分で行ける場所や選択肢がいっぱいあるといい。
そんな場所のひとつに、
『さんさん舎』もなれるといいなと思います。
◎運営方法
非営利活動。主体的に運営に関わるボランティア「お当番さん」が開けられる時に開ける形式。2021年1月現在、10名程度のお当番さんで週4日、1日5時間程度openしています。
子どもひとりでも入室できる「居場所」として、1階図書スペースに関しては無料にこだわり開放中。
収入源がなく基本的には主宰者負担のため、家賃光熱費、スタッフ手間賃及び交通費その他消耗品など、物品提供や支援金、賛助会員による会費、その他助成金申請などで現在運営しています。支援金受付口座を開設しています。いっしょに場を育てていただける方、随時募集中。
◎ご支援ご協力のお願い
子どもひとりでも入室できるよう1階図書スペースに関しては無料開放。諸経費の運営支援金を随時募集しています。「さんさん舎」受付でもお声がけください。私たちの思いに共感いただき、運営継続のためのご支援ご協力をお待ちしております。
*私設図書館「さんさん舎」運営支援口座
ゆうちょ銀行15190-57669581
他金融機関からの振込は
店名 五一八 店番 518 普通 5766958
私設図書館「さんさん舎」シセツトショカン サンサンシャ
尾道市向東町1012-23
https://www.facebook.com/library.sunsun
library.sunsun@gmail.com
主宰:瀬戸房子