ハチドリのひとしずく 辻信一監修 光文社刊 2005年
森が燃えていました。
森の生きものたちは われ先にと 逃げていきました。
でもクリキンディという名の
ハチドリだけは いったりきたり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます。
動物たちがそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」
といって笑います。
クリキンディはこう答えました。
「私は、私にできることをしているだけ」
Social Book Cafe ハチドリ舎の名前の由来は、このお話からやってきています。
ハチドリ(想いを持つ人)がつどい、つながれる、社会のことを気軽に語り合えるカフェ。
誰かにジャッジされることのない、安心・安全な場所であることを大切にしています。
私たちは社会で起こるできごとに無関心ではいられても、無関係ではいられません。
これからの社会を生き抜く大切な知恵を身につけられるよう、
講演・映画の上映会・お話会・音楽イベントなどを開催。
本棚には、社会課題を知るきっかけとなってくれる本が並び、
ハチドリの樹の元にあるチラシ棚では、イベント情報を発信受信できます。
広島県産材をつかった小上がりや、椅子、本棚などの内装、珈琲カップや座布団まで、
ハチドリ舎は手づくりでつくっています。
つくる楽しさ、自ら行動する大切さを、楽しめるよう
珈琲をミルで挽いてドリップできます。
ハチドリ舎は未完成。
みなさんといつくっていくことを楽しみたいと思っています。
ぜひご一緒に!