クリエイト・インターナショナルクリスチャンスクール インタビュー
卒業生インタビュー
Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?
●大学生・Nさん:
とにかく自由に過ごさせてもらった!
勉強も思う存分、好きなことも思う存分させてもらった!
心がしんどい時は、授業そっちのけで先生とティーブレイクしてもらって、とにかく話を聞いてもらったのも良い思い出。
●高校生・Kさん
クリエイトは少人数のため、よく、あなたはどう思う? などひとりひとりの意見を聞かれます。以前の私は、大人数の中で過ごしてきたので、自分の意見をいうことに慣れておらず、意見を求められても黙っていました。
ですが、みんなの意見を聞いたりすることによって、自分の口から意見を言えるようになり、勉強でもわからないところはきちんと伝えることができるようになりました。
また、中学2年生からは最高学年だったので、みんなに気を配るということを特に学びました。
入学前は自分のことで精いっぱいでしたが、一年一緒に過ごした先輩がいつも先を見て行動している姿を思い出したり、先生方に助けて頂きながら失敗もありつつ、周りを気にすることが少しずつできるようになってきました。
クリエイトは他の学校と違い少人数なので、みんなで助け合わなければ一つのものを成し遂げることは難しいです。でもだからこそ公立の学校よりも団結力が強く、困っている子がいたら手伝ってあげる、声をかけるなど、ひとりひとりが主体的に動くことができる、そのような素晴らしい学校だと思います。
三年間という短い時間でしたが、私はクリエイトに通うことができて、本当に良かったです!!
この学び場に興味がある子へのメッセージ
●大学生・Sさん
私は中学生の頃不登校になったことがきっかけでクリエイトに通うようになりました。それまでの自分の生活とは全く違う環境に戸惑うことは多々ありましたが、クリエイトでは他の学校では学ぶことのできない人として大切なことをたくさん得ることができたと思います。
卒業後はなかなか先生や友人に会うことはできていませんが、本当に久しぶりに連絡をとっても大切に想ってくれている、温かい方たちばかりです。
昔の私と同じような経験をしている子供たちが、ここで新たな一歩を踏み出せることを願っています。
理事長・多田さんインタビュー
Q. この学び場に込めている思い
2006年、1人の不登校に陥った子に「何とか教育の機会を与えてあげたい」との切なる願いからフリースクールを開校しました。
自分らしくいること、そして自分に与えられた使命を求め、そのためにふさわしく成長していくことを選べるようになったことは、子ども達とその家族にとって大きな救いであったのではないかと振り返ります。
開校から12年経ち、子ども達のニーズも少しずつ変わってきています。開校当時と同じように、心情的に地域の学校に通うことが困難な生徒もいますが、その他にも私たちの理念に賛同する家族、子ども自身の「持って生まれた生きにくさ」に対応するため、海外からの帰国子女、ホームスクールで学んできた子ども等、様々な状況の子ども達と出会いました。
その度に、「多様な教育機会が地域に用意されている」ことの重要性を感じています。
学校ではない場所で学ぶことが、良い選択である子どもがいます。
「あなたは高価で尊い存在だよ」
と言ってくれる大人を、子ども達は待っています。
子どもは地域の宝です。学童期にどこで学んだとしても、社会を良くしていく存在として堂々と貢献することができると信じて、この思いの輪が地域に広がっていくよう働きを続けていきたいです。
Q. この学び場に興味がある親子へのメッセージ
公立学校にも良い面があると思います。大人数で規律よく学び、その中で人格を養い個性を伸ばそうと努めている先生方もいらっしゃいます。
けれども、子どもたちの性質はひとりひとり全く違います。大人数での学びに合わなくなる生徒もいて当然だと私たちは考えています。
ですので、クリエイトでは、どの子もかけがえのない存在として認め、その子本来の良さを引き出すように努めています。
心をメンテナンスし、仲間と良い関係で過ごすこと、また、ただ助けてもらうだけでなく、仲間を助けることへと励ましていきます。