やすづか学園 インタビュー

卒業生(18歳)インタビュー

Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?

すごく大切な時間を過ごした場所。
初めて、自分が特別ではなくて他にも同じ子がいるんだと知れてとても安心したし、それで元気にもなれました。また、今まで経験したことない田舎の温かな雰囲気と地域の人の優しさがあり、短い間だけだったのに私のふるさとみたいになりました。学園がなかったら今の私はないと思います。

この学び場に興味がある子へのメッセージ

寮があるのでとてもハードルが高く感じるかもしれないけど、ここでしか分からない沢山のものがあるし、全く別の環境で逆に過ごしやすくなることもあります。まずは体験だけでもしてみたら何かが変わるかもしれないです。親と離れることで楽になった部分が私にはあったので、そういった意味でもとても貴重な場所だと思います。
とても楽しいことが沢山あったのでぜひまずは体験をしてみてほしいなと思います。

 保護者インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

親子共々出口の見えない苦悩の中、学園を訪問して即決しました。緑豊かで雪深く、経験したことの無い環境で親元を離れて心機一転できるのではと思いました。また、見学で先生方と生徒さんのやり取りを見て、先生と生徒だけど、良い友達でもあるという素晴らしい関係だと思いました。バンド活動、夏はカヌー、冬はスキー、結構本格的な農業体験でアクティブ生活。毎日の学習指導で勉強も見てもらえて、学習面の遅れを取り戻せそうとも思いました。さらに、地元の方々がまるで孫のように接してくださる懐かしい感じ。限られた紙面では全く書ききれない多くの良さを感じました。

Q. 不安は無かったですか?

寮生活なんてできるのか、友達と上手くやっていけるのか、雪深い厳しい冬に耐えられるのか、怪我しないか、病気しないか、自分で洗濯できるのか、寂しくて泣くんじゃないか、東京からの入学でしたので、すぐに駆け付けられない距離に子供が行くことにたくさんの不安がありました。子供よりも親の方に勇気が必要だったと思います。多少は困ったこともありましたが、終わってみれば全体的に杞憂だったと思えます。

Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?

入学してすぐに目に見えて明るく、生き生きとしてきました。帰省した際に本当に楽しそうに学園の話をしてくれました。自分の心境を打ち明けてくれた時も大きな変化だと感じました。どうして学校に行けないのか、行けない時はどういう心境だったのか初めて話してくれました。友達とそういう話をするんだと言っていました。友達と悩みを共有できる関係がとてもありがたいと感じました。また、イベントにおいて、臆することなく人前で演奏したり発表したりするのを見て感動したこともたくさんありました。活躍する姿もそうですが、ここまでの練習や準備を自分たちでやったのかと思うと結構やるもんだなという思いで胸が熱くなりました。

この学び場に興味がある保護者へのメッセージ

我が子が生活を立て直し、新たな目標に向けて進めたのは、やすづか学園と地域の方々のおかげでした。大自然の中での良い意味でのユルさと、地域の方々と先生が醸し出す大家族的な雰囲気はこの学園の最大の特徴だと思います。いまだに感謝の気持ちでいっぱいで、全ての悩める親御さんと子供さんに大きな声でおすすめしたいというのが正直な気持ちです。ただ、他人との生活や自然が苦手な子供さんは気が進まないと思います。それでも改善の糸口が学園にあるかもしれません。ぜひ一度訪問してみてください。

スタッフ丸田さんインタビュー

Q. この学び場に込めている思い

究極のことを言えば、「生きていてくれたらそれだけでいい」と思っています。しかし生きていくには、人と関わることは避けては通れません。同世代の子どもと自然体験や音楽活動を通して「人との関わりも、悪いもんじゃない」という思いを少しでも感じてもらえたら・・・、と考え様々な体験活動を計画しています。

Q. この学び場に興味がある親子へのメッセージ

我々スタッフができることは一人ひとりとじっくり向き合うことです。子ども達には自分自身であることを無条件に許してくれる人や居場所が絶対に必要です。そんな居場所があって初めて自分について語り出し、他人と向き合い、自ら成長していけるのだと思います。
新しい環境で生活することはとても勇気のいることです。私たちスタッフは子ども達が抱える不安を取り除き、安心して学園生活を送れるように、そして将来の笑顔を見れるように誠心誠意で応援します。

学園長インタビュー

Q. この学び場に込めている思い

子ども達はこの学園にずっといられるわけではありません。ここを巣立った後に、社会とつながり、人と関わりながら人生を生き抜いていかなくてはなりません。そのためにも、生徒同士だけでなく、地域住民とも様々な体験を通して関わりをもつことで、助け合い支え合い生きていくことの大切さを肌で感じてほしいと思います。

Q. この学び場に興味がある親子へのメッセージ

冬は雪が2~3メートルも積もるこの安塚は、都会の人にはちょっと考えられない場所かもしれません。ですが、自然のすごさや面白さを感じる体験や親元を離れて生活する体験は、いつか子ども達が自分の力で生きていくときに、大きな心の糧となると思います。自然の中で子どもを成長させたいと願う親御さん。新しい自分に出会いたいと思っている子ども達。ここはたくさんの発見や出会いがある場所だと自負しています。まずは一度見学や体験入学をしてみてください。