フリースクール札幌自由が丘学園 インタビュー
【子どもインタビュー】
・① 君にとって、この学び場ってどんな場所?
・Kさん / 卒業生
本当、良い人ばかりだと思う。これからもそうであって欲しい。
会話を聞くと、中学校に毎日出て来るようなクラスの誰かに対する悪口をあまり…と言うかほとんど聞かない。良い学校だな、とよく思います。喧嘩だってめったに見ない。スタッフに対しては尊敬に値すると思う。自分達全員を今までまとめるのは大変だったでしょう…。これからも学園に栄光あれ。
・Yさん / 卒業生
私はここに来て初めて、「素の自分」を出せる友達ができ、初めて相手を思いやる気持ちを持てるようになりました。自由が丘は人間関係について深く学べた所だと思います。
・Iくん / 在学生(中学2年生)
フリースクールは、自分らしさを出せるとても良いところだと感じます。
以前行なわれた宿泊学習では、自給自足を目標に鶏を絞めて食べるなど、命の大切さについて今一度考えることができました。
他にもクルーザー体験、登山など色々な体験ができます。
職業体験では自分の将来の夢であったお菓子店に行き、自分の将来について考えることができました。
ここでは、みな支えあって勉強したり遊んだりしています。今学校に行けなくて悩んでいる方、ぜひ札幌自由が丘学園にお越しください。
・Sくん / 在学生(中学3年生)
またやり直したかったり、孤独感から抜け出すには、少しでもそれを越える不安が無いといけないと思います。
それを越えるための場を提供してくれて一緒になって考えてくれるのがフリースクールだと僕は思います。
最初は「暗い子」ばかりかと思いますが、みんな「明るい子」ばかりで自分まで明るくなれるようなところです。
何かしらの不安があるのなら勇気を出して一度見学に来てみてください。
・Mさん / 卒業生
私はここに来て、少し明るくなれたと思います。自由が丘に来る前は暗くてジメジメしていて、キノコが生えていました。
ですが、自由が丘に来て、友達が出来たり人と話すうちに、自分をさらけ出すことができたんだと思います。
自由が丘は、自分自身の本来あるべき姿を引き出してくれる所だと思います。
・②この学び場に興味がある子どもへのメッセージ
・Kさん / 卒業生(高校1年生)
私はフリースクールに通えてとても良かったです。
まさか自分が不登校になってここに通うことになるとは思わなかったです。普通に進学して、就職して、仕事をして生きていくのだろうと思っていました。
しかし、不登校になって、ここへ通ってから高校に進学するという少しほかの人とは違う経験をしました。大人がよく言う「君はまだ若いんだから、今でも間に合う」という言葉は本当です。
私は大切にしていることがいくつかあります。それはすべてここで学びました。挑戦しよう!悩んでいる暇があったら行動しよう!何事も楽しもう!自分を出してみよう!少しの勇気を出して何かをやってみよう!
だけど、自分のペースでやろう!
勇気を出して挑戦してみてください。私もがんばります!
【スタッフインタビュー】
スタッフ・新藤 理さん
①この学び場に込めている思い
よく、ここを卒業した子どもたちから「自由が丘のスタッフさんたちは、自分たちのことを1人の人間として向き合ってくれた」と話してくれます。
先生と生徒のような関係ではなくて、1人の人間として対等に向き合ってくれた。
そう言ってくれることを、とても嬉しく思っています。
裏を返せば、多くの学校という場所では、子ども達1人1人を「○年生の子」だったり「クラスの1人」としての一括りにしていて、「1人の人間」「他の誰でもない、わたし」として向き合ってくれる機会が少なかったのかなと感じます。
ですので、ここでは子どもたち1人1人と、1人の人間として対等に向き合っていきたいなと思っています。
②この学び場に興味がある親子へのメッセージ
不登校経験をしている子どもや親御さんに向けて、「学校に行けない・行っていないということで、否定的な気持ちにならないでください」とお伝えしたいです。
特にここに来たばかりの子どもたちの様子を見ると「自分は学校に行けなかったダメな人間なんだ」「フリースクールに通っていることを親戚には言えない」など、自分自身の今の状況を否定している子どもたちがいます。
ただ、ここに来て、友達を見つけたり、自分の好きなことを見つけることで、自分の良いところに気づいていきます。変わっていきます。自分で自分ことを、「大切な存在だ」と思うようになってくれます。
ただでさえ思春期の難しい状態の子どもたちが集まりますから、ひと筋縄ではいきませんが、ここには子どもたちにとって良い出会いや体験があると思います。