フリースクール こといろ インタビュー

子ども(中2女子)インタビュー

Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?

楽しくて安心できる場所。いろんなタイプの人がいるけど、だからこそお互いのことが分かっていい場所!だと思う。
自分のペースでやりやすい場所。

この学び場に興味がある子へのメッセージ

みんなおもしろくて、やさしいから楽しくすごせると思う。
こといろだからこそ、学べることもあると思う。

 保護者(娘小6)インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

学校に行けなくなった頃、自分の存在を人に見られる事に否定的になりました。外に出たがらず、出る時は顔を隠して人に気づかれないようにしていた娘を見て何とかしてあげたいな、と姉に相談したのがきっかけでした。
園児の頃から何十人もの先生と出会ってきたが気を許せる先生は一人位しかいませんでした。でも、フリースクール『こといろ』の先生は、「面白い!」と言い、出会ったその日から、娘が笑顔を見せました。
『ここだ!』と、ビビッとくるものが娘も私もありました。

Q. 不安は無かったですか?

不安は全くなく、わらにもすがる想いでした。『娘が以前のように笑ってのびのびと過ごせる場所が見つかるといいな。』と必死でした。

Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?

自分をしっかり持ち、人に流されない強さが身に付いた事。『自分は自分でいいんだよ。』と教えてくれたのも、フリースクール『こといろ』でした。
でも、一緒の仲間と過ごす中で協調性もしっかりと身についています。いろんな学びがあって、今は堂々と一人で電車に乗り、しっかりと歩いて『こといろ』へ自分の意思で通えている事。力強くなり、たくましくなりました。

 スタッフインタビュー

Q. この学び場に込めている思い

フリースクールこといろの設立母体は、認定こども園ひかりの子です。こといろも、ひかりの子の理念同様、自己肯定感を育むことを大事にすごしています。大人が何かを強制したり圧力をかけるのではなく、信じて待つこと。私たちの願いや想いを押し付けるのではなく、充実した後の目標や願いはこども自身が決めることであり、そこに信頼をおいています。
実際にこといろでメンバーと共にすごし、才能が開かれる様子を目の当たりにしたり、こんな学び方があったのかと驚かされることもしばしばです。
得意も不得意も年齢もばらばらのメンバーが、思いの違いや相手の行動に戸惑いを覚えることを繰り返しながら、お互いの良さや苦手を受け入れ、その時にできる支え方を自然に行っている様子に、スタッフも一緒に成長させてもらっているという実感です。
分かりやすく見えやすい結果が必要で、重要視されることもあります。でも、見えにくいものが育くまれていく過程の中で、自分を大切な存在と認め、他者との関わりを通して、個性を輝かせながら、自分の人生を生き抜く力が蓄えられるものと信じています。

Q. この学び場に興味がある親子へのメッセージ

人の個性は様々、「十人十色」から、こどもは十色ということでフリースクール「こといろ」という名前になりました。
大事なことって、学ぶことって、なんだろう。外ばかり見えてしまうことがあるけれど、自分の心にちゃんと答えがあったりします。仲間やスタッフと過ごしながら、たくさんの体験や学び、おしゃべりを楽しみましょう。学び方も、生き方も、十人十色。スタッフもメンバーも保護者のみなさまもチームとなり、個性の豊さを感じながら、こどもたち一人ひとりの今と真剣に向き合っています。最善が何かを常に考えながら、未来に希望を抱いて歩んでいます。