ホームエデュケーションネット アロマスプーン インタビュー

子ども(11歳)インタビュー

Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?

私にとってホームスクールとは、学校とは別の場所で好きな時に好きな勉強ができること。

みんな個性がありながら、学校は少しずつその個性を時間とルールで締め付けていると思います。
自分の興味のない事をみんなで一緒にするよりは、好きな時に自分のvaなことをやって、そこから未来に向けてやりたい事があればそれを夢につなげて行ける。

私はホームスクールをやり始めてから、たくさんの事に気付きました。
例えば自分がどう未来を創って行きたいのか、何を本当にしたいのか、色々な事が分かりました。

学校では学ばない事も自由に学べます。
みんなが学校に行っている間、普段会えないような人に会いに行ったりして、色々な人たちが私をサポートしてくれるようになりました。

この学び場に興味がある子へのメッセージ

みんな我慢しなくてもいいんだよ。
ホームスクールをやっている子達は学校に行っている子達とは良い意味で違うの。自分で選べる自由があるの。
知ってた? あのエジソンも学校に行っていなかったんだよ。

私もホームスクールをして3年目。
もちろん勉強しています。
でも好きな事もたくさんして毎日を歩んでいます。
どんな事だって未来に繋がっていきます! 全てに可能性があるのです。
みんな学校に行きたくなくてたくさんの人に反対されているかもしれません。
でも私は自分の生き方は自分が決めたいので、変な風に思われても気にしません。

みなさん、自分を信じてください! 自分を信じて自分の未来は自分で突き進みましょう!

 子ども(10歳)インタビュー

Q. 君にとって、この学び場ってどんな場所?

僕は、ホームスクールしながらフリースクール2校と公立学校にも行っている。普通の学校って、しんどいところがある。
キチキチしすぎていて。
でも僕の行っているフリースクールのひとつは、自分でスケジュールを管理するのが楽。
そして一緒になんでも話せる環境がある。
自分も話すし、相手も自分が詳しく知っていることを話すという機会がある。

もうひとつのフリースクールは、自然という貴重な環境の中で、そもそも規則なんかない中で、「自由」が何かについて考えさせてくれる。
そして、ホームスクーラーとの交流は、知らず知らずのうちに発見があることが多くて、そのとき気づかなくても後になって「あ!」と思うことがある。

既存の学校は、僕の表現だと「正統的な直進性(これだけが正しいという考え方)」が強いけれど、これらの場所には、選択肢がある、そして道くさができる。

この学び場に興味がある子へのメッセージ

自分の居場所はひとつじゃない。
人間は支え合って生きるけれど、ひとりひとりに意思がないと自分から学びを得ることはできない。

その人が持っている個性を広げていくことが、種族の繁栄につながると僕は考えている。こういう場所を見てごらん。
自分に合ったものは見つかる。
自分だけの居場所は見つかる。

 保護者(娘11歳)インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

大自然とたくさん触れ合いながら個性を尊重してくれる幼稚園に通っていたため、小学校に入った当初、自分らしくいられないことに不安と不満を抱えているようでした。

娘の顔つき、そして描く絵が変わりました。
魂を取られている怖い絵を描き始めました。
そんな様子を見て、娘には「学校に行きたくないのであれば、無理して行かなくていいよ!」と常に選択肢を与えていました。

学校のお友達や先生のことは大好きだったので、2年生の終わりまで何とか頑張って通いました。
「3年生からは学校ではなく、お家で勉強する!」と娘本人が決め、現在に至ります。

Q. 不安は無かったですか?

海外のお友達も含め、ホームベースエデュケーションをしている家族が何家族かおり、みんな素晴らしい子供たちに育っているため、何も抵抗なく始めることができました。

ただ始めた当初は不慣れなことだったので、どのように勉強を進めていくかなど,あれこれと試行錯誤しました。
学校の教科書に沿って勉強したり、ドリルをしたりと試みましたが、学校と同じだと娘がつまらなさそうな顔をする。

そうすると私も疲れてくる。
娘が生き生きとしているものにシフトしていくと、自然と娘仕様のホームベースエデュケーションのスタイルが確立されてきました。

Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?

学校に通っている間、自分の思っていることをはっきり(家族や親しい人以外の人に)伝えることが少なくなってきているようでした。
娘本人の分析では、学校では思ったことを伝えようとしても、結局はルールに従わなければいけないため「言うことを諦めてしまう」とのことでした。

今では、思っていることを、はっきりと周りに伝えますし、公共の場でスピーチすることも好きなようです。
自分の興味あることを追求する中で、確実に知識量やスキルもアップし、何より自分への自信に繋がっているようです。

色々と経験していく中で、諦めずに行動すると、必ず夢や志は実現するという確信を持っているようです。

この学び場に興味がある保護者へのメッセージ

子供にとってパパとママが幸せなことが一番のように、親にとっても子供が幸せなことが一番!

学校で勉強をすることが幸せな子もいれば、違う場所の方が合う子もいる。
どんな方法でも、その子が幸せ!と思える方法を見つけてあげてサポートしてあげるのが大事だと思っています。

学校に行っていれば将来幸せか、またお家で勉強していれば幸せかというと何の保証もない。
「今、この瞬間が幸せ」をたくさん感じることができると、それは幸せな未来へと自然と繋がるんじゃないかな!?

ホームベーストエデュケーションのいいところは、その幸せを親子でたくさん共感できるところです!

 保護者(息子10歳)インタビュー

Q. なぜこの学び場を選んだのですか?

既存の学校をいったんやめようと息子と決めたときに、出会った方々のところへ通うようになったのが最初のきっかけです。

ですので、当時は積極的に選ぶという姿勢よりも、息子がつながっていける先はどこなのか模索した結果としての居場所だったというのが正直なところです。

Q. 不安は無かったですか?

親としてはとても安堵しました。
息子の手を取ってくださった人達は皆あたたかく、息子をありのまま受け入れ、寄り添ってくれました。
ようやく息子が安心して通える場所につながったのだと思うと、不安ではなくかえって希望を感じました。

Q. どんな場面で子どもの成長を感じましたか?

最初の変化は、息子が心からつながりたいと思う居場所に通い始めるようになったときです。
不登校を経験し、一時は心身ともに衰弱していた息子がホームスクーラーとの交流やフリースクールという居場所を見つけたことで、文字通り生き生きとし、活動的になっていったからです。

もうひとつは、通っているフリースクールが理念としている教育理論をオランダに実際に学びに行ったことで、変化があったように思います。
研修を受けたのは親ですが、一緒に現地校を見て回り、オランダの風土や国民性を肌で感じたことは、彼にとって大きな学びになりました。

非常にマイペースな息子ではあるのですが、それでも彼は、人にとって大事なことは相手と対話することと、社会に対して貢献することだとはっきり言葉にするようになりました。

そういったことから、人格的にも成長を遂げているのだなと思いました。

この学び場に興味がある保護者へのメッセージ

我が家の場合は、息子が自分で選ぶということを積み重ねてきて、結果として今のような形になりました。

どのフリースクールにも居場所にもホームスクールのかたちにも10校あったら10通りの個性があります。
その中から「自分で選択する」ということは、子どもが自分の人生を主体的に生きることにおいて、とても素晴らしいことだと思っています。

 スタッフ・古山さんインタビュー

Q. この学び場に込めている思い

子どもはアットホームな雰囲気、失敗しても大丈夫だという環境で才能を伸ばします。
こども1人1人が、生まれた目的や課題を持っています。
これを支援するのが、教育の役割です。

しかし、集団教育の中では、なかなか子どもの個性や人生目的にまで触れられません。
誰に言われたのでも無いのに、子どもがやりたがることの中から、その子の才能や天職が芽生えてきます。
アロマスプーンでは、子どもがやりたがることを主柱にした教育を各家庭にお勧めしています。

Q. この学び場に興味がある親子へのメッセージ

ホームエデュケーションをなさる場合には、肩肘を張らずにやることが大事です。

アロマスプーンは、学力志向、芸術志向、活動志向など各家庭の方針を尊重しますが、一般的にはホームエデュケーションで学校と同じことをしようとしても無理がありますので、各家庭で持続可能な学びができるよう援助します。

また、お遊び会、読み書き教室、算数教室、ピタゴラスイッチなども随時開催しています。